■バイクにまつわる怖い話

●軽井沢からの大雨の帰り道で…
 今から20年ほど前の話です。怖かったお話を思い出すと、いくつかありました。その一つです。
 CB750Fに乗り始めた頃は、乗っているだけで楽しくて、週末を利用してあちこち遠出したものです。
 そのうち大田区から奥多摩とか、大田区から湘南海岸といった近場では満足できなくなりました。

 当時は社会人になりたてで、お金もないので、高速道路は使っていませんでした。そもそも当時マイカーを持っていなかったので、高速道路への入り方すら知りませんでした!(^^)

 また、バイクツアーで宿泊したことがなかったので、高速道路を一切使わず、とにかく日帰りで可能な最長のツーリングを計画しました。

 朝4時ごろに大田区を出発し、R17、軽井沢、R18を経由して新潟県の直江津港まで行って海を見、その日のうちにR18、関ヶ原、軽井沢、R17を経由して大田区に戻ってくる−−そんな計画です。
 季節は初夏で、天気は晴れ。軽井沢到着は9:00。うっすら霧がでていました。
 喫茶店でモーニングを食べて、さらに北上します。
 とにかくスピードを出さず、制限速度内で、信号の少ない山道をトロトロ走り続けるのは快感でした。
 このときの燃費はリッターあたり24km近くもあって、現在に至るまで燃費の最高を記録しました。実際、走行中も燃料節約のために、下り坂でクラッチを切って惰性走行したり、できるだけトップ・ギヤでアクセルをふかさずに走行し続けました。
 直江津港到着は15:00。ここで遅い昼食として港の食堂でカレーライスを食べて帰路につきました。

 帰りは少し浮気心を出して関ヶ原の古戦場に立ち寄りました。せいぜい15分ぐらいの休憩です。ここまでは天候に恵まれていました。
 そしてR18を経由して軽井沢へ。

 軽井沢にさしかかるあたりで雲行きが怪しくなってきました。そして旧道に入る頃には大雨です。
 行きはマイペースでゆっくり走っていたのに、帰りはダンプトラックに追い立てられる羽目になりました。帰り道はダンプ街道だったようで、
何台ものダンプが走ってきます。
 旧道はつづら折りです。大雨の中、雨合羽を着て走り続けました。
 夕暮れがせまり、さらにヘルメット内が曇って、視界は最悪です。

 しかしダンプトラックが追い上げてくるのです。私にとっては初めての慣れない道で、しかもつづら折りの山道、大雨のうえヘルメット内が曇って、そんななか時速40〜60kmぐらいで走り続けたでしょうか。もはや生きた心地がしません。
 彼らにしてみれば、普段は生意気にトラックを追い越していくナナハンが、大雨の中でスピードを出せずにもたもた走っているので、普段のうっぷんを晴らすために追い上げていたのかもしれないと思います。

 怖くなったのでスピードを落としてトラックをやり過ごそうとしたら、トラックが意識してか知らずか幅寄せしてきます。私はガードレールとトラックのタイヤに挟まれるか、路肩に激突しそうでした。

 危険を感じたので停車し、しばらく待って、完全にダンプトラック軍団をやりすごしました。

 初夏だったので梅雨の雨雲だったと思います。たまたま出発時は梅雨の晴れ間だったようです。
 その後も雨は止まず。 またもやマイカーや商業車に追い立てられつつも、なんとか事故ることなく山道をクリアしました。

 結果的に翌日の0:50ぐらいに帰宅できました。まぁ途中の短い食事時間を除けば、ほぼ連続して20時間ぐらい走ったことになるでしょう。

 若い頃はろくに食事も取らず、休憩もせずに長時間連続走行したものだとしみじみ思います。

<教訓>
 無理な日帰りツアーは止めよう!(^^)/
 疲れる前に休憩しよう!
 ちゃんと食事を取ろう! さもないと立ちゴケする。
 危険を感じたら停車しよう! さもないといつかは事故を起こすか、事故に巻き込まれる。

 「無事」こそベスト。退屈なぐらいがちょうど良い。








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