■ポジション・ランプのLED化




●概要
 きっかけは走行中のバッテリ上がりでした.5年目を迎えたバッテリはサルフェーション気味で電気容量が減っており,夕闇迫る道路で信号待ちでエンストしたらセル・モータが回りませんでした.そんなことが2〜3度あって,電装系の低消費電力化のため,手始めにポジション・ランプとメーター照明のLED化をしてみました.
 実はメーター照明のLED化は,いきなり頓挫しました.せっかく日亜化学製の角形HiFluxを買い求めて4個のLED化改造球を作ったのですが…ガ〜ん!メーター照明球のベースは,バヨネット・ロックではなく,ウェッジ・ベースでした(--) というわけで,まずはポジション・ランプだけの取り替えとなりました(^^;

●作り方
 高輝度イエローのLED(東芝,TLYH115だったかな)が手元にあったのでそれを3個束ねて,T10(直径10mmの筒型管)用バヨネット・ベースにまとめました.ポジション球はB10バルブ(直径10mmの球形)だったので,それと同じベースの電球を秋葉原で買い求め,ガラス部分をPPテープで巻いたうえビニール袋の中で粉砕し,中身を取り除きます.
 このLEDはφ5です.したがって直径10mmの円には3個までしか入りません.で,3個を束ねて3直列にして40mAで駆動することにしました.
 完成したらホットボンドをベース部分に流し込んでおきます.55/60WのH4ヘッドライト球から3cmぐらいしか離れていませんが,ホットボンドが溶出するほど加熱されないようです.

 わかっていたことですが高輝度LEDは光度の半値角が狭く,そのままでは上向きに光が発射されて正面からは暗くしか見えません.そこでサンドペーパーでLEDの表面にまんべんなく傷を付けて,なんとか正面から見えるようになりました.


こんな感じにまとめました

●成果
 昼間は点灯していても見えません.これは純正のポジション・ランプも同様なので,常時点灯による視認性の向上は期待できません.

 
斜め上から見ると光っているのがわかりますが,正面からだと見えません.


でも夜間なら遠くからでもよくわかります

 というわけで目的達成です.消費電流は純正の0.3A(3.5W)から0.04Aに減りました.



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