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最近は60GHz帯や76GHz帯を使った追突防止レーダーを装着した車が市販されています.電波センサだけに頼る追突防止レーダーは誤動作があるのではないかと心配していましたが,事故が起きたようです.
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自動ブレーキ、誤作動で急制動…隣の車に反応か
衝突の危険があると自動でブレーキをかける衝突被害軽減ブレーキ(自動ブレーキ)が誤作動を起こす不具合があったとして、トヨタと三菱自動車が今月に入って相次いでリコールを届け出た。
ドライバーの意図に反してブレーキがかかるため、後続車両に追突される事故も起きていた。
トヨタがリコールしたのは、同社の高級車ブランド「レクサス」の「IS350」やクラウンなど4車種で計約2万台。いずれも昨年末以降に発売されたばかりの新型車だった。
この不具合を巡っては今年5月、東京都葛飾区の首都高速道路で追突事故が発生。時速約30キロで走行していたところ、自動ブレーキが作動して10キロ未満に減速、2トントラックに追突された。これ以外にも、4月下旬以降、「いきなりブレーキが作動した」などのトラブルが5件起きていたという。
国土交通省などによると、原因は電波の乱反射を解析する機器の設定ミス。自動ブレーキは、レーダーから前方に電波を発して、前方車両との距離、速度を検知するが、電波の乱反射で並走車両を前方にいる車両と誤って認識し、衝突の恐れがないのに自動ブレーキが作動して急制動がかかってしまう恐れがあるという。首都高での事故では、右隣の車線を走行中のタンクローリーの車体で電波が乱反射したという。
(2013年6月29日08時37分 読売新聞)
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ソース:
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130628-OYT1T01570.htm
富士重工の「アイサイト」のように画像認識方式なら誤動作が少ないんじゃないかと思います.電波式レーダーは反射波を拾うのですが,何から反射してきた電波なのかを判別する手段をもたないのが大きな欠点だと思います.
もうしばらくすると79GHz帯を使う高分解能のFM/CWレーダーが解禁になるようですけど,同じような問題が起きそうな予感がします.

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