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トリオのオシロスコープ
 marry  - 09/5/26(火) 1:05 -

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[添付]〜添付ファイル〜
・名前 : CO50.jpg
・サイズ : 42.6KB

[添付]〜添付ファイル〜
・名前 : CS-1570.jpg
・サイズ : 24.7KB

[添付]〜添付ファイル〜
・名前 : CS-1820.jpg
・サイズ : 40.9KB
    最初に購入した中古オシロスコープで失敗した少年は、
二度と失敗するまいと雑誌広告などを読みふけって
研究したのでした。だから少し思い入れがあります(^^;

第1世代:1950年代後半〜1960年代
 丸形ブラウン管+丸形ベゼル。
 CO-75、CO-50、CO-3Kなど。
http://www2.plala.or.jp/Artificial/co-3k/sample/co75.html
http://www2.plala.or.jp/Artificial/co-3k/index.html

 COはCathode-ray Oscilloscopeの略でしょう。
 遅延掃引もトリガ掃引もない、オール真空管式。
 CO-3Kはベストセラーだったと思われます。当時キットもあったようです。
 CO-3Kは、使用ブラウン管が3K-P1だったからかな?

第2世代:1960年代〜1970年代中期
 丸形ブラウン管+角形ベゼル。角形ベゼルの四隅にブラウン管の縁が
見えます。管面の目盛り(レチクル)も四隅は省略されてます。
 CS-1560、CS-1570など。
 トリガ掃引は付いたけど、遅延掃引がない時代。
 つまみに緑と青のアクセントがあって、管面のブルーと
あいまってデザインされているように思います。
 CSはCathode ray oscilloscope with Synchronous triggerの意味かな?

第3世代:1970年代中期〜1980年代初頭
 角形ブラウン管+角形ベゼル。四隅までブラウン管の管面になったので、
レチクルも四隅まで入っている。
 CS-1820、CS-1840など。つまみが赤のワンポイントになって、ひきしまった
感じがします。でも、意地悪に見れば王者テクトロの真似かな…。
 遅延掃引が付きました。でも、王者テクトロのようにメカニカル・ダイヤルと
マルチターン・ポットを使った連続可変ではなく、
ロータリースイッチと可変抵抗を組み合わせた操作でした。
 王者テクトロは軽自動車が数台買える価格に対し、庶民派トリオは
廉価な代わりに、普通の部品で実現していたわけですね。

第4世代:1980年代中期〜1990年代
 1984年からはKenwood時代になります。角形ブラウン管+角形ベゼル。
 CS-1822あたりから後段加速で明るいブラウン管と内面目盛りになります。
内面目盛りなのでスケール・イルミは白熱球とあいまって
美しいレチクルが表示されます。ポラロイド667などで管面を撮影するとき
スケール・イルミの威力が発揮されます。でも、これも意地悪に言えば
1970年代のテクトロの真似ですね。
 CS-5000系はアナログオシロだけどベクトル文字でデジタルリードアウト。
 遅ればせながらテクトロの2400系対抗ですね。
 CS-4000系はリードアウトなしだけど後段加速付きで明るい。

第5世代:1990年代以降
 2002年から日本毛織の傘下へ。2006年からテクシオ。角形ブラウン管+角形ベゼル。
 DCS-7000系は静電偏向ブラウン管のままで、デジタル・ストレージ化を実現。
 1980年代初頭に発売されたテクトロ468のようなものですね。
 なんで日本毛織なのかと思って調べたら、日本毛織の母体は旧川西機械で、
すなわち日本で初めてトランジスタを国産化した神戸工業(現富士通テン)なのでした。


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【CS-1820.jpg : 40.9KB】
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雑感オシロスコープ marry 09/5/25(月) 1:45
Re:雑感オシロスコープ ようさん 09/5/25(月) 10:04
トリオのオシロスコープ marry 09/5/26(火) 1:05 [添付][添付][添付]
Re:トリオのオシロスコープ ようさん 09/5/26(火) 10:16
岩通のオシロスコープ marry 09/5/30(土) 14:58

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