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8月の頃から左ハンドル下に設けてあるSB-3のスイッチのうちDLY(アラーム・ディレイ)のLEDがONにならないことがありました.
スイッチを一度OFFにして,再度ONすれば動作していたので,スイッチの接触不良だろうと思っていました.
ところが先月のツーリングからの帰り道で,とうとうONにならなくなっていました.
これを完成させたのが1988年ごろですから,22年ほど経過しています.
たぶんトグル・スイッチ(フジソク製)が寿命なのでしょう.
夕方,日が落ちるまであと1時間ほどしかなさそうだったのですが,
1時間もかかるまいと思って修理することにしました.
1枚めと2枚めの写真のように,20年以上の経年で汚くなっています.
上蓋にある三つの黒い突起は「めくらぶた」替わりのゴム足やブッシングです.当初はここに開けたねじ穴とウインカースイッチの取り付けねじで共締めにしていた名残です.
3枚めが内部の写真です.上蓋の内側に貼られた帯状の黒いのは,雨滴侵入防止のためのゴムシートです.自転車パンク修理用として売られていたのを切って貼り付けてあります.効果は十分にあります.シリコーン・コーキングと違って,分解再組み立てしても効果が失われないのでMyバイク電装自作の友です.(^^;
LEDはもともとTLR102(東芝)だかの古くて暗〜いLEDだったのを20年ぐらい前に
超高輝度LEDに交換済みです.
電池は液晶時計用の単5アルカリです.液晶時計とこの電池は4年前に交換済みですが,電圧を測ったら1.3Vしかなかったので,電池も新調しました.
ADUと文字が見えるのはアラーム・ディレイ・ユニットの基板です.トランジスタと抵抗などを載せたプリント基板を熱収縮チューブで覆っています.
4枚めは少しピンぼけなのですが,黄色い矢印の先の半田づけが外れてました.
スイッチの不良ではありませんでした.
このトグルスイッチは,そもそも中古部品でした.入手したのは中学生の頃で,今から50年ほど前の医療機器から外したジャンク部品です(^^; 劣悪な環境でも使えるタイプのうえ,日本開閉器製のラバーキャップを付けてあるので,雨水の浸入もないせいか,半世紀経過してもまだ大丈夫でした.さすがフジソク!
で,半田が外れていた箇所を半田付けして修理完了です.
半田付けが外れた原因は,トグルスイッチの取り付けネジの締め付けがゆるんでいたせいでした.このためスイッチを操作するたびにぐらぐらし,半田付けが外れたようです.
秋の夕日のつるべ落とし,なんと夕方5時には暗くなっていて,
再取り付けにはLED式のヘッドライト(頭に付けるやつ)が必要でした.

【SB-3-repair-1.jpg : 37.9KB】

【SB-3-repair-2.jpg : 39.4KB】

【SB-3-repair-3.jpg : 57.1KB】

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