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世界で唯一,オリジナルのエンジンと機体をもち,かつ飛行可能な
零戦52型甲(A6M5a)が埼玉県所沢市の航空発祥記念館で展示されており,
8月28日からの3日間にわたり,エンジン始動&タキシングのデモがある
とのことで見学してきました.
チケットは完売だったはずですが,遅い時間帯の売れ残りと思われる
ものが,再発売されているのを偶然見つけてゲットしました.
結果的には幸運にも第1回のデモを見学できたので,明るいうちに
撮影できました.
零戦のエンジン音を一度でいいから間近で聞いてみたかったのです.
結果は思っていたほどうるさくなかったというのが実感です.
10年ぐらい前に横田基地のカーニバルでドラッグレース・カーの
7L,V8エンジンの空ぶかしを間近で聞いたときは,内臓までふるえんばかり
の音量でしたけど,零戦のはハーレーダビッドソンより
ちょっとうるさいぐらいでしたよ(^^)
栄21型は28L,星形空冷14気筒(7気筒2列),圧縮比7.2のエンジンです.
最大回転数2700rpmのところ,デモでは2000rpmまで回してくれました.
排気管はCB750Fourと同じ単管式で,14本がエンジンカウルの後端に
生えています.(初期型の栄11型では集合管方式)
当時のエンジンスターターは外付けの機械式イナーシャー・スターター
だったそうですが,デモのA6M5aではセルモーターが内蔵されていて,
外付けの自動車バッテリーから給電して3秒ぐらいで一発始動でした.

【A6M5a-04685-0120.jpg : 364.7KB】

【A6M5a-04685-0121.jpg : 347.9KB】

【A6M5a-04685-0134.jpg : 290.7KB】
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