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さて、デュアル・タイマーNE556のピン配置は1枚目の図の
通りです。NE556は、タイマーICのNE555が2回路入ったものです。
たぶん40年ぐらい前のICですね。スイス出身のHans Karmentzind氏が
米国Signetics社時代に設計した初期のICです。ちなみにApple ][の
アナログ入力インターフェースに使われているのは4回路入りの
NE558です。
氏の設計したICは、ファンクションジェネレータのICL8038(Intersil社)、
アナログPLLのNE565(Signetics社)、PLLトーン・デコーダのNE567(同)
など多数あります。これらに共通するのは電源からGNDに向けて接続された
同一値の3本の抵抗器です。この3抵抗ストリングによって生成される
1/3Vcc、2/3Vccをうまく利用して動作するのが、若きKarmentzindデザインの
真骨頂でした。
話を元に戻します(^^;
ピン配置図のピン9(Output)は、ハザード・スイッチONでも0Vの
ままですが、ピン8(Trigger)には充放電信号が三角波っぽく
でています。
うみゅ?ということはNE556内部のOutputピンのハイサイド・ドライバが
逝ったみたいです。(2枚目の図の赤丸)

【NE556-pinassign.gif : 14.5KB】

【NE556-equivckt1.gif : 22.4KB】
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