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私は1995年7月のいわゆる「ユーザー車検解禁」と同時にユーザー車検を利用してきました.
今回も無事にユーザー車検を通すことができました.
そもそも「ユーザー車検解禁」というのはなくて,もともと車検制度は所有者か使用者が自ら受けるものだったようです.それがいつの間にか「代行車検」が当たり前になってしまっていたのです.
それを平成7年(1995年)7月の道路運送車両法改正によって,基本に立ち戻り,所有者または使用者が自らの運転する車両に責任をもって検査するようにしたものだそうです.
http://www.boo.or.jp/user/user.htm
この法改正で大きく変わったのは従来「前整備・後検査」しか認められていなかったのが,「前検査・後整備」が認められたことです.これによって検査前に整備するのではなく,検査によって不具合が発覚した項目だけ修理し,再検査を受ければ合格できることになりました.いうなれば無駄な整備費用を節約できるようになりました.
しかし,現実にはユーザー車検は事前予約が必要で,同じ日に受けられる再検査は2回まで,後日の検査はもういちど検査手数料が発生します.したがって「前整備・後検査」で一発合格を狙うのが普通です.
車検で検査する項目は,安全な走行に不可欠の最低限の項目にすぎません.
普段から不具合のないように整備しておけば,車検だからといって特に整備することはありません.
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