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なんというか,マスターOHで何の改善も見られなくて,
がっかりしました.
ここ数ヶ月で考えてきたように,CB750F(RC04)のディスクブレーキの
構造上,ピストンが戻る機構はありません.世間ではオイルシールやダストシールなどのシールが戻し機構になっているという説明も目にしますが,それだけに頼るのは無理があるように考えられます.
ならば発想を転換し,ピストンを戻す機構を設ければよいわけです.
そこで考えたのが「ゴム・シム方式」です.
ディスクローターを挟むパッド間にゴム製のシムを挟み,ブレーキレバーを
握らない状態ではパッドが開くようにしておきます.
ブレーキレバーを握るとピストンによってゴム・シムとパッドがローターに
押さえつけられます.
現状でパッド板間の距離は10.7mmでした.そこに12mm厚(3mm厚×4枚)のゴム・シムを挟んでキャリパーを組みました.シムは荷造り用の平ゴム・ベルト(厚さ3mm)を切って作りました.
結果は…?
(1)引きずりがわずかに改善された気がする.
大差はない.12mm厚では,不足かな.でもあまり厚くすると,無効期間が増える.
(2)レバーのストロークが増える(ブレーキタッチが少しスポンジー)
最初にゴムを圧縮する期間が生じるせいかな? ブレーキの効きに問題はないです.これまで通りカチッと効きます.
この方式はパッドが減ってきたら,シム厚を調整する必要があると思われます.
まぁ,しばらく使ってみるかな?
【brake-simm.jpg : 23.7KB】
【brake-with-simm.jpg : 54.1KB】
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