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今回はキャリパーOHの前後で最大静止トルクがどうかわるか
測ってみました.
キャリパーOH前:
おおぅ!9kgぐらい力をかけないと回りません(--)
ひどいひきずり状態.
両キャリパーを外す:
おおぅ!5g以下,測定限界以下です.シャーと回ります.
この結果から,いかにキャリパーが引きずっているかわかりますなぁ….
ピストン外しは,例によってシャコ万力+エアコンプレッサーです.
エア圧は5kg/cm2ぐらいです.前準備が面倒ですが,
ピストンはあっけなく外れました.楽ちんです.
両キャリパーともピストンシールやダストシールの破断はありませんでした.
さて,今回は両キャリパーを外し,60℃ぐらいのお湯につけおき洗い
しました.ピストンシールの溝やダストシールの溝も,細いマイナスドライバーの先や前回自作したL字のツールを使って,しつこく汚れを落としました.
で,ピストンを入れようとすると,またまたひっかかります.
試しにダストシールを外してピストンシールだけにすると,スムーズに
手で入れることが出来ました.ということはダストシールの溝に固形物が
まだ残っているのかも…やはりそうでした.ダストシールの溝を
さらにクリーンナップしてリトライしたら,ピストンを無事に
指先で入れることが出来ました.
ピストンが入っていかないからといって,シャコ万力などで無理に
押し込むと,シール破断を招きます.ピストンを指で押し込むことが
できないなら,シール溝の清掃が足りないのですね.
で,無事に新品シールで組み上げたら,車両に取り付けてエア抜きです.
MityVACで吸えば,短時間でエア完了のはずですが…,いつも緊張します.
フロントは右のエア抜きと左のエア抜きを行います.まずは左から,
次に右から.フルードを合計300ccぐらい排出したあたりで,ようやく
あたりがでました.
今回はエア抜きに1枚目の写真に示す便利グッズを投入しました.
写真2のようにブリーダーバルブに取り付けるだけ.
ストレートの通販で購入.370円.
ブレーキニップルアダプター 15-7615:
http://www.straight.co.jp/item/15-7615/
いつもパイプが抜けるのでイライラしていました.皆さん,パイプを
束線バンドでしばったり苦労されているようですが,この
ニップルアダプターはとても便利で良かったです.バルブとの密着性も良好です.

【breed-coupler.jpg : 27.5KB】

【breed-coupler-2.jpg : 61.9KB】
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