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AirTag互換タグとAndroidスマホでGPSトラッカー marry 25/10/15(水) 19:09 [添付]
Androidのインターネット接続をiPhoneに提供する marry 25/10/15(水) 19:11 [添付]
中華AirTag互換タグあれこれ marry 25/10/15(水) 19:20 [添付][添付][添付][添付]
AirTagの正体とGPSトラッカー実現の仕組み marry 25/10/15(水) 20:52

AirTag互換タグとAndroidスマホでGPSトラ...
 marry  - 25/10/15(水) 19:09 -
 AppleのAirTagはApple社製品に寄生して動作するGPSタグです.小さなタグを持ち物に付けておくと,地球上のどこにあるかを地図上に表示したり,タグに内蔵されたアラームを鳴らすことができます.
 2年ぐらい前まではApple純正品しかなくて,実売価格は安くても約4,000円ほどしていました.その後,サードパーティーへライセンスが公開されたため,今ではダイソーなら税込み1,100円,AliExpressでは送料込み500円ほどで買えるようになっています.

 近年では高級車やバイク,建設機械,建設資材など,高価な物が盗難にあったときに,それをGPSで追跡する廉価な手段として流行っているようです.
 中華製の互換タグは,UWB(Ultra Wide Band)インターフェースを省略しており,Bluetoothしか対応していません.しかし,Bluetoothによる測位は数十mぐらいの位置精度しか得られませんが,盗難車を探すだけなら十分な精度だと思います.

 AirTagの電源はコイン型電池CR2032が1個ながら,電池寿命は半年〜1年ぐらいあります.GPS測位機能がありながら,なぜそんなに寿命が長いのか?
 それは実に巧妙に考え抜かれたシステムだからです.

 さて,AirTagはインターネット上に構築されたApple社のネットワークを利用するため,その利用にはiPhone,iPad,MacBookなどのApple製品が必須です.
 でも私はAndroidスマホ(シャープのAquos)と激安SIMを愛用しています.AirTagを使うためだけにSIMを追加したりiPhoneに乗り換えたくはありません.

 そこでAndroidスマホのSIMはそのままで,AirTagによる追跡が必要なときだけiPhoneの電源をONする方法により,CB750FにGPSトラッカーを付けることができました.(^^)V
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Androidのインターネット接続をiPhoneに提...
 marry  - 25/10/15(水) 19:11 -
 試しにSIMなしの状態でiPhone/SE2を室内の5GHz帯Wi-Fiアクセス・ポイントに接続して無料のAppleアカウントを取得しておきます.[図(b)]
 これだけでiPhone/SE2にプリインストールされているApple社の「探す」アプリが使えることがわかりました. 

 盗難車を探すときは,野外にiPhoneを持ち出して使いたいので,AndroidスマホのWi-Fiテザリングによって,Androidのインターネット接続をiPhoneに提供します.[図(c)]
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中華AirTag互換タグあれこれ
 marry  - 25/10/15(水) 19:20 -
 100円ショップのダイソーにて1,100円で売られているのはノーブランドのWorld Tagだと思います.500円硬貨ぐらいのコンパクト・サイズなのですが,誘電体チップ・アンテナが使われているので,ミアンダラインに比べると,1〜2dB感度が悪いだろうと思います.
 Fine In TagはWorld Tagの2倍ぐらい大きいサイズですが,普通サイズのミアンダライン・アンテナであり,3種類のなかで一番高感度=到達範囲が広いことが期待できます.ネット上でも,そのような評価があります,
 FinderGoはコインで開けられる電池蓋が付いているので電池交換が楽です.とはいえ他の2種類もマイナスドライバーで本体を二つに割るだけなので,簡単に電池交換出来ます.World Tagと同等の大きさながら,小さめのミアンダライン・アンテナなので好感がもてます.電源ON時のメロディもまともです.Lenzeのマイコンを採用した2種はメロディが杜撰な感じです.
 いずれも電池寿命は,1年ぐらい期待出来るようです.

 AliExpressで買うと3種類,合計4個を買うと,送料税込み2,000円ぐらいなので,1個500円といったところですね.

 CB750Fには電波到達範囲がもっとも広そうなFine In Tagを取り付けました.取り付けた場所は内緒です(^^;






名称メーカサイズ(概略)内蔵アンテナマイコン電池交換アラーム音備考
World Tag(No brand)26×26×10mm誘電体チップ(3216サイズ)ST17H65B(中国LenzeTech)本体を二つに割って交換小さめダイソー販売品と同じ
Fine In TagARIZA30×60×5mmミアンダライン(逆F)小さめST17H65B(中国LenzeTech)本体を二つに割って交換普通
Tag-L2 Finder GoAIYATO33×33×10mmミアンダライン(逆F)普通サイズRM1200(中国RealMega)電池蓋あり普通
注>(1)いずれも電池はCR2032×1個

添付画像【1074_airtags-4.jpg : 39.5KB】
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AirTagの正体とGPSトラッカー実現の仕組み
 marry  - 25/10/15(水) 20:52 -
●AirTagの正体はBluetooth Beacon
 2010年にBluetooth V.4.0が発表され,その特長の一つとしてBluetooth Low Energy(BLE)なる超低消費電力の無線テクノロジーがあり,BLEを活かした用途がBeaconでした.たとえば紙のポスターが壁に貼られていて,そこに小さくて薄型のBeaconタグが付いています.Beacon対応の携帯電話をもった歩行者がポスターに携帯電話をかざすと,詳しいイベント情報やらチケット販売情報やらのウェブサイトにアクセスして利便を図るようなデジタル・サイネージ(電子広告)としての利用を想定していました.発表から1年ぐらいすると,無償でビーコン・タグを配布するプロモーションが行われ,ちょっとした開発ブームが起こりました.
 しかし,ブームは一過性で終わり,Bluetooth Beaconはいつのまにか忘れ去られ,時代が産んだ徒花と消えたのでした.
 じつは2009年にBluetooth 4.0の登場前後にApple社がBluetooth SIGに加盟しています.
 そして約10年が経過した2021年4月にAppleのAirTagが登場します.もはや忘れ去られたかに思えたBeaconが,こっそりと復活し,FindMyなる「探す」アプリによって実用性の極めて高い魅力的なシステムの末端を担うキーデバイスになったのでした.

●FindMyサービスによるGPSトラッカーの仕組み
 FindMyはApple社が提供する「探す」サービスです.もともとiPhoneやiPadやMacBookなど,Apple社のデバイスを紛失したときに,その位置を持ち主に知らせて探すサービスでした.そこにAirTagが加わりました.
 AirTagは,2.4GHz帯のBluetoothタグです.タグ周囲の半径10〜数十m程度にあるApple社のデバイス(たとえばiPhone)と勝手にペアリングして小さなパケット(データ)を送受信します.Apple社のデバイスがインターネット接続されていることが前提です.パケットにはタグのMACアドレスとApple社のデバイスが取得したGPS座標情報が含まれており,それらは暗号化して送信され,インターネット上のApple社のサーバーに蓄積されます.
 AirTagの無線パケットを中継するのは基本的には通電されたApple社のデバイスですが,iPhone13以降は電源OFFでもM1プロセッサの一部が動作しており,AirTagとペアリングして無線パケットをインターネットへ中継します.自分のiPhoneがどこかの誰かの無線パケットを勝手に中継するのは心外だと感じるかもしれませんが,パケットは暗号化されており,Apple社は法的に問題ないとしています.
 こうしてAirTag自身はGPS受信機能もインターネット接続もないのに,インターネット上のApple社サーバーに自分のGPS座標を送信できるわけです.AirTag自身はBLEの超低消費電力な無線通信テクノロジーで動作するだけなので,たった1個のコイン電池CR2032で1年間も動作しつづけるのです.
 実に巧妙に考え抜かれたシステムだと感心します.(^^)
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