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リヤブレーキOHの時期 marry 13/6/2(日) 1:50 [添付][添付]

リヤブレーキのエア抜き転じてシリンダOHの巻 marry 20/10/25(日) 23:11
リヤブレーキのエア抜き転じてシリンダOHの巻(翌日編) marry 20/10/25(日) 23:18 [添付][添付][添付]

リヤブレーキのエア抜き転じてシリンダOH...
 marry  - 20/10/25(日) 23:11 -
 週末はブレーキフルードを交換するつもりでした。
 前ブレーキ2か所と後ブレーキで合計3か所、まぁ準備作業と後片付けを含めて2時間もあれば終わると見込んでいました。
 土曜日の昼すぎから着手しました。ブリーダバルブにブリーダバルブ専用カップラと8mmメガネレンチを取り付けてMightyVacで吸い込むと、少し茶色くなったブレーキフルードがでてきます。
 リザーブタンクに新しいフルードをつぎ足しながら作業すると、3回目のつぎ足しぐらいで色が透明になりました。新しいフルートに入れ替わったようなので、いったんブリードバルブを閉めます。
 そしてペダルを小刻みに数回ポンピングし、最後にペダルを押さえつけたままブリーダバルブを緩めると、エアが噛みこんだフルードがでてきますから、そこでブリーダバルブを閉じます。これを数回やればエア抜き終わりのはずでした。

 ところがペダルをポンピングしても、いっこうに当たりがでません。つまり固くなりません。
 ブリードバルブを緩める直前までは、ブレーキは正常でした。

 ブリードバルブにつないだ透明チューブの中の泡の出方を観察していると、ブリードバルブを開けているとMightyVacで吸い込むとえらくたくさんの泡がでてきます。少し変かも?
 ブリードバルブを閉じた状態でMightyVacで吸い込むと、やっぱり泡がたくさんでてくる。これは変です。

 試しにブリードバルブを閉じて、ペダルを数回ポンピングしても一向にあたりがでませんが、かまわず数回小刻みにポンピングしてからバルブを緩めても、フルードがでてこないことがわかりました。つまりマスターシリンダが液を排出していません。

 う〜む、マスターシリンダが壊れたようです。でもマスターシリンダは、エア抜きしたぐらいで壊れるような、やわなものではありません。
 前回マスターシリンダの中身(ピストンキット)を新品交換したのは2013年で、7年前です。
 まぁ、そろそろ新品交換の時期ではありますが、そんなに壊れるはずはないのです。

 夕暮れになったので、ここで諦めました。

 そしてバイク屋さんでリアブレーキのピストンキットを発注。税込み4,345円でした。7年前は3,040円でしたから、かなり値上がりしてますね。
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リヤブレーキのエア抜き転じてシリンダOH...
 marry  - 20/10/25(日) 23:18 -
 さて、本当にマスターシリンダが壊れたのか?そんなに簡単に壊れるはずはないのですが…。
 念のため昨日と同様にブリードバルブを開いてからMightyVacで吸引すると、症状は同じですね。大量のエアを噛んだフルードがでてきます。
 バルブを閉じてペダルを小刻みに数回ポンピングしてから、バルブを開いてもフルードがでてきません。
 これはマスターシリンダに大量のエアを噛みこんだか、なんらかの原因で液体をポンピングできない状態に陥っています。

 しかたがないので、マスターシリンダを分解することにします。
 手持ちの予備部品がないか、引き出しをあさってみたら2013年のOH後に発注したとみられる未開封品がでてきました!昨日、すでに発注したものは予備にしておき、この在庫品と交換することにします。

 さて、マスターシリンダを取り外して分解してみると…!

 なんとピストンが押し込まれたままで戻らない状態になっていました!
 これではポンピングできないわけです。
 ピストンがロッドで押し込まれたまま、ひっかかっていました。
 本来はスプリングによって戻るのですが、シリンダ内部のわずかな汚れ、プライマリカップやセカンダリカップの汚れなどが原因で戻らなくなったようです。

 固着したピストンはバンジョーボルト穴からL字の六角レンチを入れたりして内部から軽く押し出すと取り出すことができました。スプリングの復元力も弱まっているのかもしれません。
 そして新しいピストンキット一式を組み込みます。

 1枚目の写真は取り出したピストンキット一式です。
 Bがプライマリカップ、Cがセカンダリカップです。
 これが正しいカップの向きです。
 なお、セカンダリカップは新品キットの状態では取り付けられていません。
 ゴム製ですがとても固いので、取り付け困難でした。そこで熱湯をバケツに少量入れて、セカンダリキャップを数秒間温めてから取り付けるとうまくいきました。

 せっかくマスターシリンダを取り外したのでリターンポートの小穴を確認します。これは直径0.3mmぐらいの穴です。2枚目の写真では直径0.6mmのまち針を刺していますが、貫通はしていません。この穴が汚れで詰まると、ブレーキピストンが戻りづらくなって、引きずりの原因の一つとなります。
 確認したところ写真3のように詰まってはいませんでしたが、酸化物のような固体の汚れが付着していたので、きれいに清掃しておきました。

 そしてマスターシリンダを取り付けてエア抜きすると、今度は簡単に当たりがでました。
 エア抜き作業が引き金となって、マスターシリンダ内部のピストンが固着するというレアな故障でした。

 今年はコロナウイルス騒ぎでバイクに乗るのを控えていました。
 前回の車検前にはブレーキフルードを交換していなかったので、
ほぼ3年ぶりでブレーキフルードを交換したのですが、しばらく乗らずに放置していたために、酸化物のような固形の汚れが形成されてピストンの戻りを阻害したのかもしれません。
 直前までブレーキが正常だったのは、その汚れの位置までピストンが達しなかったせいかもしれません。エア抜き中は当たりがないので、ピストンがもっとも奥の位置までブッシュロッドで押し込まれたため、スプリングで戻れなくなったものと考えられます。
 そこそこ乗っていればブレーキ操作によって汚れが除去されたのかもしれません。

教訓
 マスターシリンダ内のピストンはエア抜き作業によって固着する可能性がある。

雑多
 メーカが推奨するマスターシリンダのOH時期は、新車なら5年目、以降は4年毎だそうです。
添付画像【1032_CB750FC-rear-master-spring.jpg : 44.8KB】
【1032_CB750FC-rear-master-spring.jpg : 44.8KB】

添付画像【1032_CB750FC-rear-needle-on-port.jpg : 89.2KB】
【1032_CB750FC-rear-needle-on-port.jpg : 89.2KB】

添付画像【1032_CB750FC-rear-return-port.jpg : 110.8KB】
【1032_CB750FC-rear-return-port.jpg : 110.8KB】

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